狩猟向いてる・・・?

深川市在住の会員Nです。前回の投稿「シカのフォン」から2回目となります。

先日、「狩猟、自分に向いてると思う?」と質問されてふと考えてみました。

果たして自分に向いているのか・・・?

まず、狩猟にはお金がかかります。

射撃教習の試験監督に「狩猟はなあ~。金持ちの社長や医者が、まず船舶取ってな~。ゴルフやら色々やってな~。次なにするべ、狩猟やるかって始めるような金のかかる趣味なんだ。金あるんか?」と聞かれました。

当時私は学生でお金も無く、それを聞いて一瞬考え直そうかと思いましたが、「やるって決めたし・・お金無くなったらその時考えよう」とそのまま手続きを進めました。

銃を手に入れてからも出費の多さに震えていると、お師匠たちが銃ケース、弾ケース、ナイフ、ゾンメルスキー、手袋、バッグなどなど・・沢山お下がりをくれました。手袋とバックくらい自分で買えよ。

次に、狩猟には体力が必要です。

私は手も足も短く、お師匠たちの一歩と、私の一歩の進み具合が違うため、特に雪山での移動はついて行くのが大変です。「遅い」と言われようが気にしません。無い体力はメンタルで補います。筋トレしたらいいのに。

そして大事な猟欲。

私は、師匠たちに比べて猟欲少なめです。解体の事を考えると、「後が大変だな・・お師匠もう獲らないで。」と思ってしまうことがあります。ひどい弟子。

以上の事から、私は狩猟に向いていないのではという気がしてきました。

ですが、私は動物が好きで仕方がなく、自分でいただく命は自分で獲って食べたい。向いてなくとも、狩猟が好きなのでおばあちゃんになるまで続けたいと思います。こんな話ですが、狩猟を始めようか迷っている方の参考になれば幸いです。

写真①_

写真②_

写真の銃は環境教育などイベント用に製作した段ボール銃です。小さい子でも持てる重さです。

執筆者 会員N 地域おこし協力隊

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栄養士の卵にシカ実習

栄養士養成課程で調理学系を担当しています。

ごはんの炊き方、だしのとりかたに始まり

クリスマス料理、正月料理などの行事食、

とうふ、パン、うどんなど加工実習も行います。

地産地消をテーマにする回もあります。

エゾシカ、牛乳・乳製品、さんま、いわし、鮭など、釧路らしく。

シカ料理は、卒業するまでに5品つくるよう授業計画をたてています。

多いでしょう?

私の好みのゴリ押しです。ふふ。

丸5年になるので、ざっと150人にそうしてるのか、あら案外多い(笑)

 

今回は1年生の授業を紹介しますね。

3品あります。

 

「シカごぼうごはん」(針しょうがが太いのは学生作だから。私じゃない)

図1

「シカザンギ」、「シカ青椒肉絲」(揚げすぎて黒いのは学生作だから。私じゃない)

図2

栄養士養成らしい写真出します、これです。

図3

わかりますか、緑のやつ。肉に刺してるやつ。

中心温度計っていいます。

栄養士はほら、食中毒出せないから。

ちなみに75℃が1分間以上保持されたか見てます。

O-157の死滅条件てやつです。

 

学生さんの感想をご紹介。

「シカじゃないみたい!全然臭くない!」…だべ、ひひひ。

「やわらかい!おいしい!」…だべ、ひひひ。

「これならいける!」…だべ、ひひひ。

 

この、ひひひ、が楽しくて、だからシカ実習はやめられない。

 執筆者 会員 かなえ・教員

トナカイに乗ってきました

こんにちは!会員のはる天です。
年末年始にかけてモンゴルに行ってきました。
旅の目的はトナカイに乗ること!
きっとこんな経験そうそうできるものじゃない!と、以前お世話になった方のお話に飛びついた次第です。

成田空港から出ている直行便でモンゴル入りし、他の方々と合流。ここから車で3日かけての大移動でした。

写真1

道中にあるフブスグル湖。世界で2番目に透明な湖です。
冬は湖面が凍りつき一面雪景色。氷の世界と言う言葉がぴったりな景色でした。氷の下で水が動いているらしく、不思議な音が響いていました。

何時間も車に揺られ、道なき道を進み、ついに…。

写真2

トナカイだー!!!
茶色いイメージが強かったのですが、真っ白なトナカイも。

シカよりもウシ寄りのお顔。
角が無いとなんだか別の生き物の様…。

この合流地点からトナカイに乗って現地の方が住んでる場所に向かいました。
乗り心地はウマと比べると不安定ですが、高さが無いので落馬…落トナ?しても怪我をする怖さはありませんでした。前を歩くトナカイがいると、自然とその後ろをついて歩くのであまり手綱を動かさなくても歩いてくれました。
トナカイが歩くとカチカチと不思議な音がします。歩き方が関係しているそうで、前足を出した場所と同じ所に後ろ脚を出すので、蹄同士が当たってカチカチと音が鳴るそうです。

写真5

大きな副蹄

写真6

現地の方にふるまって頂いたトナカイのお肉。はじめて食べるトナカイのお肉。
やわらかくてとっても美味しかった…。脂身がゴロンと入っていたのですが、まったくギトギトしていなくて、さらっとしてました。エゾシカよりもくさみが無い様に感じました。

-40℃という極寒のため、気を抜くと色んなモノが凍ったり、(コンタクト、ハンドクリーム、化粧水、ウェットティッシュetc…)、道中ガソリンが漏れたり、失くし物をしたり、車が爆発したり色々な事がありましたが、笑いの絶えない楽しい旅でした。何よりも、現地の方がとっても優しい。人の温かさが身に染みて始終ホカホカ…。
モンゴル語も英語もできないまま飛び出しましたが、何とかなるものですね。次は夏のモンゴルを訪ねたいです。

写真7

執筆者 会員・はる天

カテゴリー: TWIN

タヌが来た

ワナ免許を持っています。
出猟経験はありません。

師匠はいるんです。関東に。
肉も毛皮も目当てという師匠が。

私をデシナナと呼ぶ彼には何人ものデシがいて
猟期になるとデシたちと里山に通っているらしいです。

彼は毎年出猟計画を送ってくれます。
そして、デシナナは今年も来られないの?と聞いてくる。
ごめんね、なかなかどうして行けないよ、
だってさ関東のハイシーズン短すぎない?
エゾシカが長すぎるのか。

去年彼はたくさんの毛皮とともに釧路にやってきて
いいから撫でてみてくれ、首に巻いてくれ、膝に載せてくれ、という。
テンとかタヌキとかイタチとかイノシシとか
あと何だっけな、いろんな動物がいて
たちまちテーブルは展示室みたいになった。

外側と内側では毛の量も質も色も違う。
まっすぐだったり、曲がっていたり
ゴワついていたり、フワフワだったり。
全部に共通していたのは、首に巻くと数秒で汗が出るということ。

タヌキのさわり心地が一番気に入ったと伝えたら
来季のタヌ1号2号をあげるね、と言ってくれたから
話半分で待っていたらほんとに届いた。

岡本図

やーんそのまま。やーん肉球。

いまは勤め先の個室に広げてます。
イライラしたとき、撫でてます。

執筆者 副会長moka

カテゴリー: TWIN

サバンナのTWIN会員

みなさんこんにちは、会員のもじゃです。
大学で狩猟と出会い3年ほどシカ猟を中心にしていましたが、今は少しお休みし、なんやかんやでケニアのド田舎にあるMeru国立公園の中に住んでいます。
Meru国立公園は首都のナイロビから北東約400kmにある国立公園です。
公園の周りには2つの国立保護区と1つの国立公園が隣接しており、Big5と言われるサバンナを代表する動物5種(ライオン、ヒョウ、サイ、アフリカゾウ、バッファロー)全てが生息している他、チーターや希少なグレービーゼブラ、シマハイエナも生息し、ハダカデバネズミの分布の最南端でもある自然豊かな場所です。
図1

【首都から遠く、道も悪いため観光客が少ないことも課題のMeru国立公園】

     【木陰で休むライオン】    【きもかわ生物のハダカデバネズミ】

【シマシマなハイエナ、シマハイエナ】【シマシマ3割増しのグレービーゼブラ】

停電・断水は日常茶飯事、携帯の電波も激弱ですが、公園外の一般的な家には水道が通っていないのが一般的なのを考えると私の家は公園の中の職員住宅なだけあり電気も水道も通っていて、それなりに暮らしています。ただ家の中は圏外のため電波を探して外に出る度、常に元気すぎる子供たちにつかまり暗くなるまで遊びに付き合う羽目になったり、仕事終わりにゾウの鳴き声を聞きながら同僚とバレーボールを楽しんだり、自宅にはコウモリとネズミが住み着き、ある時はバブーン(ヒヒ)が侵入し食べ物をすべて取られたり、夜はハイエナやライオンの声を聴きながら寝たり…日々、日本では経験できないことを経験しています。
あ、ちなみに、ケニア人がみんなこんな環境で育っているわけではありませんよ!北海道出身だからってみんながヒグマを見たことがあるわけではないようにケニア人もライオンを見たことがないのが一般的だと思います。

【3人の子供をおんぶに抱っこ…笑】【裸足でプレーするとトゲトゲの種が刺さる】

まだまだ1年弱しか住んでいないのですべてを知っているわけではないですが、少しケニアの狩猟についてご紹介します。
アフリカの狩猟と言ったら原住民族のものやトロフィーハンティング、象牙やサイの角の密猟まで色々な狩猟が思い浮かぶと思いますが、実はケニアでは70年代より全ての狩猟が禁止されています。家畜以外の動物を殺したらもうそれは密猟になってしますのです。
密猟は目的により2種類に分けられており、対象となる種も異なります。

Commercial poaching…商業目的の密猟
対象:アフリカゾウ(牙)、シロサイ・クロサイ(角)、ヒョウ、チーター、ライオン(毛皮、爪、犬歯)など

Subsistence poaching…自家消費目的の密猟 いわゆるブッシュミート
対象:キリン、シマウマ、ホロホロチョウ、アンテロープ類(ディクディクなど小型の物からリードバックなどの中型の物まで様々)など

【羽の模様がきれいなホロホロチョウ】【とっても小さなディクディク】

このような密猟を取り締まる同僚もいる中、私は教育部門に所属しており、“密猟したらいけないよ!”と公園に来る学生や学校やマーケットを回り呼びかけています。

【ソマリア語であいさつしたら大ウケでした。ケニアには40を超える部族が暮らし、部族ごとにしゃべる言葉も違います。職場も様々な部族の人がおり、頼んでもないのに教えてくれるので挨拶だけなら10部族語ぐらいは知っている状態になってます 笑】

この日はソマリ族の村に行きアウトリーチ
しかし、野生動物を獲ることが違法だと知らないケニア人も…
伝統文化における狩猟については保護していくべきではないかと私は思うのですが、警察もろくに機能していないこの国で例外を作ってしまうと収拾がつかないからだろうという人も…。
まぁその通りかもしれません。

課題はたくさんありますが、日本の考え方を押し付けてもうまくいかないので、ケニア人になりきりPole pole(ゆっくりゆっくり)、Haraka haraka hainabaraka(直訳:急ぐ中には祝福はない…急がば回れ)精神でこの地域ににあった最善を見つけていきたいと思います!

執筆者 会員、もじゃ

カテゴリー: TWIN