温泉でも…..

先日、十勝の糠平へスキーをしに行った帰りに、芽登温泉へ寄りました。

ここは混浴の露天風呂があるのですが、特に混浴には興味が無いので、女湯に浸かって外の景色を眺めていました。

浴室の外には川が流れていて、その向こうには雪に覆われた山が続いています。秘湯と呼ばれるのに相応しい景観を見ながら、じっくりと温泉を楽しんでいた時。ふと、山の方で何かが動く気配がありました。そのまま凝視していると、だんだんと近づいてきます。

それは…なんと、左右に伸びる立派な角のある、一頭のエゾシカでした。思わず浴槽から立ち上がり、連れの友人二人に「シカッ!シカッ!」と興奮気味に叫ぶと、友人たちも窓際に駆け寄って来ました。

エゾシカはそのまま悠然と川を渡って、私たちのいる女湯の窓に近づいて来ました。その間、私たち三人は裸で仁王立ちのまま…。そしてエゾシカは、例の混浴露天風呂方向へ移動。思わず混浴へ通じるドアを開けると、目の前で川の水を飲むシカとバッチリ目が合いました。幸い(?)混浴風呂は無人だったため、友人の1人はかなり近くまで行って写真を撮っていました。もちろん、裸で…。

温泉で・・・

水分補給の終わったシカは、来た時と同じようにゆっくりと山へ戻って行きました。最後まで見送る私たち。すると男湯のドアが開いて、1人の男性が入ってきました。まさか、女性が仁王立ちしているとは想像もしていなかった事でしょう。可哀想なほど俯いたまま固まってしまったので、私たちも我に返って女湯へ戻りました。

やや冷えてしまった身体を温泉で温めながら、何だかとても得した気分になった私たち。「あのシカ、実はこの温泉に雇われていたんじゃない?」「今頃、エサもらってたりして~」そんな冗談で盛り上がったのでした。

会員H

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