エゾシカ革・角利用のエプロン

本州の鞣し屋さんで鞣されたエゾシカ革(1頭分)を買う機会がありました。

化学薬品を使わない鞣しが理想ですが、タンニン鞣しの他、スウェードという色付き(この「赤」は試しに近いのでこれっきりかもしれないよ、、、、、の声にそれも)にも手を出してしまいました。1年ほど前のことです。

色々作ってみましたが、今回はその中の、タンニン鞣しの革を肩紐に利用したエプロンをご紹介します。

写真

 

椿油、菜種油、蜜蝋の3種からだけで出来た革用のクリームを塗り、なかなかよい感じに仕上がりました。

エゾシカ革は、とても軽く柔らかいので、肩にへんな負担もなく、使い勝手もよいのです。

角と革部分は布部分から取り外し出来ますので、気兼ねなく洗濯可能。

「一生もののエプロンだね」

と制作を頼んでくれた知人もいました。有難いことです。

 

革をよくみると、いろんな痕がついていることがわかります。

ダニがついていた痕?傷の痕?剥いだ人がつけたナイフの痕??

ひとつの痕や革そのものから、このエゾシカが革になるまでの時間に想いをはせられる一品があることで、生活の中でのシカがより身近になった氣がします。

実用品になり、経年変化により愛着を持て、しかも長期にわたって利用できる革は魅力たっぷりです。

 

会員 きくお・ガイド