遥かなるペテガリ岳へ

山滴る6月、仲間4人で中部日高山脈へ遊びに出かける。

Day 1

林道に車を止め、ザックに熊鈴をつけて出発。ニシュオマナイ川へ降り、小沢を源頭まで詰め、尾根に上がり、ロープを掴みながら泥壁を降り、ベッピリガイ沢を渡渉し、小雨の中、林道を歩く。

1-看板

トドマツ植林地の中にシカが佇み、こちらを眺めている。林道歩きに飽きた頃、ペテカリ山荘に到着。薪ストーブを点け、ヌクヌクした暑い夜となった。

Day 2

3時起床、4時に山荘を出発。西尾根に取りつき、高度を上げていくと、日が昇り、雲海の上に日高の山なみが見えてくる。おお、1839峰!長い長い尾根道をアップダウンを繰り返しながら進む。熊の落し物あり。

2-落し物

花もいろいろ。ヤマザクラやナナカマド、山頂への急登ではハイマツ帯にキバナシャクナゲも咲き始めている。9時にペテガリ岳1736mの頂上に立つ。ミヤマキンバイの黄色い花が鮮やかだ。長大に延びる日高の主稜線と深い谷。

3-ペテガリ山頂

下りも登りと同じで5時間かかり、山荘に帰還。笹薮を通過してきたので、ダニチェックは必須だ。Tシャツを裏返すと、ツートンカラーのシュルツェマダニが数匹現れる。きゃー。

グルーミングの後は、釣りに繰り出す。コイカクシュシビチャリ川に目を凝らすと、黒い大きな魚影がたくさん見える。釣果あり。夕食は、ペテガリ山麓の青蕗を混ぜたチラシ寿司とニジマス&イワナのオリーブ油炒め。

4-釣果

Day 3

快晴!山荘を後にし、林道を戻り、尾根を乗越し、小沢を下り、透明に青く光る蕗が「私を食べて」と囁く声を聞きながら、俗世間へ帰っていく。

 

執筆者 会員・ちょこばなな

 

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