タヌが来た

ワナ免許を持っています。
出猟経験はありません。

師匠はいるんです。関東に。
肉も毛皮も目当てという師匠が。

私をデシナナと呼ぶ彼には何人ものデシがいて
猟期になるとデシたちと里山に通っているらしいです。

彼は毎年出猟計画を送ってくれます。
そして、デシナナは今年も来られないの?と聞いてくる。
ごめんね、なかなかどうして行けないよ、
だってさ関東のハイシーズン短すぎない?
エゾシカが長すぎるのか。

去年彼はたくさんの毛皮とともに釧路にやってきて
いいから撫でてみてくれ、首に巻いてくれ、膝に載せてくれ、という。
テンとかタヌキとかイタチとかイノシシとか
あと何だっけな、いろんな動物がいて
たちまちテーブルは展示室みたいになった。

外側と内側では毛の量も質も色も違う。
まっすぐだったり、曲がっていたり
ゴワついていたり、フワフワだったり。
全部に共通していたのは、首に巻くと数秒で汗が出るということ。

タヌキのさわり心地が一番気に入ったと伝えたら
来季のタヌ1号2号をあげるね、と言ってくれたから
話半分で待っていたらほんとに届いた。

岡本図

やーんそのまま。やーん肉球。

いまは勤め先の個室に広げてます。
イライラしたとき、撫でてます。

執筆者 副会長moka

広告